2026年8月4日、6日の2日間に渡って、東京都障害者ICT総合支援センターが主催する「障害者のデジタル技術活用支援者養成講座」において、当団体理事・山口タケシ、石川寛和が講師を務めるコース【A-4】「聴覚障害における情報保障とコミュニケーション支援を考える」を実施しました。
(参考)【お知らせ】 東京都指定事業講習会 『障害者のデジタル技術活用支援者養成講習会』(2026/8/4, 8/6)
本講習会には2日程で計14名の方にご参加いただきました。参加者は都内各区市町村の行政職員、特別支援学校、福祉施設、就労支援機関、図書館、ボランティア団体など、多様な立場から構成されていました。
本講座では、聴覚障害の多様性や当事者が直面する言語・コミュニケーションバリアについて理解を深めるとともに、音声認識アプリ、VUEVOなどのICT支援ツールを用いた体験型ワークショップを行いました。参加者は、聞き取り困難の疑似体験や複数アプリの比較体験を通じて、支援の実際とデジタル技術の可能性・限界を実感しました。
災害時の情報保障や、デジタルとアナログを組み合わせた「ハイブリッド支援」の重要性についても共有し、地域での支援に活かせる具体的な視点を持ち帰っていただく機会となりました。
参加者からは、当事者の困難や支援ツールを実際に体験できた点について高い評価が寄せられました。複数の音声認識アプリを比較しながら学べたことや、文字伝達ツールの多様性を知る機会となったことが特に有意義だったとの声が多く、学校現場では教員が多様な専門性を求められる中で、支援の具体的なイメージ形成に役立ったとの意見もありました。
一方で、講師との自由な対話の時間や、実際の情報保障の様子を動画・写真で示すなど、より実践的な理解につながる工夫への期待も寄せられました。また、ヘルプマークとデジタル技術を組み合わせた情報共有の仕組みなど、平常時から活用できる新たな支援の可能性について前向きな提案も見られました。
今後も当団体は、ICTを活用したコミュニケーション支援の普及と、誰もが安心して情報にアクセスできる社会の実現に向けて、研修・啓発活動を続けてまいります。
(文責:石川寛和 NPOインフォメーションギャップバスター理事)
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