【守谷市聴覚障害者協会主催(8/25開催)】電話リレーサービス勉強会のご報告
茨城県守谷市聴覚障害者協会主催にて、電話リレーサービスの講演会が開かれました。
地元はもちろん、埼玉県春日部市、取手市、千葉県柏市、つくば市からも参加者がいて驚きました。
また、行政関係者として、守谷市役所の方もいらしてました。
参加者から感想をいただきましたので紹介したいと思います。
・「電話リレーサービス」についてはかねてから伺っていましたが、その知識が漠然としていました。今回の伊藤講師の丁寧な講演で会得できました。
・「遠隔手話通訳システム」と同じようなものだろうと思っていましたが、それとは目的やシステムが異なるものだと説明していただき、なるほどと思いました。
・技術の進歩でFAX⇒ボケべル⇒ケイタイ⇒スマホと進化して私たち聴覚障害者にとって生活の中でなくてはならないとても便利な器具となってきましたが、すぐ返事がほしいとか聴者の相手に連絡したいのにその連絡方法がなくて困っているということが時たまあります。そんな時に「電話リレーサービス」の必要性を痛感します。
・電話リレーサービスを介して海上自衛隊で救助を求め救助されたという実例をお話しされたときは衝撃を受けました。もしそのような事故に遭遇したら私はその時どうしていたのだろうと想像しましたが、やはり他人事でないように感じました。
・「電話リレーサービス」を利用している3名の参加者が体験を述べていただきましたが、3名とも異口同音に「それを使い始めてから生活が変わった」とか「とても便利になった」とかお話しされていたので、「電話リレーサービス」の便利さや必要性がこちらに伝わってきていずれは利用してみようと思うようになりました。
・要望署名を集めて総務省に提出し現在審議中とのことですが、法案が国会で可決して一日も早く我々聴覚障害者が安心して「電話リレーサービス」を使えることを願ってやみません。
・猛暑の中講演いただいた伊藤講師、どうもありがとうございました。
(守谷市聴協会員 T.N)
内容の理解度はバラバラの人が集まった講演会でしたが、講師の説明はテンポ良く、映像と手話のバランスも良く解りやすかったと思います。
個人的に私はこの「電話リレーサービス」のサービスを受けた経験があります。それは2年程前、東京の国際手話の会への申し込みをした時です。
事務員がいないところで、ろう者の先生から受講前の確認が電話できました。急にサービスの内容を伝えられ驚きましたが、これがあれか?と思えたのは、以前手話サークルで、このサービスの署名運動に参加したからです。その後の展開が気になっていた事もあり、本当に自分が経験して世間で使われている実感がありました。
書名の時、サービスの詳細があまり理解できない部分もありましたので、今日の講演会が先だったらより良かったと思います。
一般の方へ広める為にも、広報活動は大切だと思います。又、一つのサービスだけでなく、多方面から充実させるかとが大切になります。
出来る事を、皆で考え、行動し、応援し合いたいものです。
(手話サークル:川畑氏)
私は健聴者です。守谷市で「電話リレーサービス」の講演会を聞きました。このサービスの事は、以前サークルの仲間から話があり内容を詳しく知る事なく、ただ聴覚障害者の為になるならと署名をいたしました。
今回、伊藤講師のお話を伺いサービスの仕組み・概要をだいたい理解することができました。ありがとうございました。
このサービスは、日本ではまだまだ遅れているとの事、先進国でありながらとても残念に思います。
企業・病院・銀行・お店等々・・・が、それぞれサービスの向上・新規のお客さまの獲得を考えるなら、このサービスをもっと深く理解し取り入れる必要があるかと思います。
「電話リレーサービス」を利用されている方の体験談を伺い、私達健聴者は普段の生活の中で簡単に電話予約・手続きが出来る事に何も感じず、当たり前のよう日々の生活を送っています。
聴覚障害者の方にとって、どんなに不便な事であったかと改めて思い知らされました。伊藤講師の元、これから聴覚障害者の方々の為にも「電話リレーサービス」がもっと普及して、日常生活でストレスなく各種手続きがスムーズに出来ますように願っております。
(手話サークル:M子)