10/10 電話リレーサービス普及シンポジウムのお知らせ

100人に1人は耳が不自由などの理由で電話ができません。

これを解決するために電話リレーサービスというものがあります。電話リレーサービスとは文字や手話などでオペレーターに電話したい内容を伝えると、オペレーターが代わりに電話するサービスです。欧米をはじめ多くの国では公式なサービスとして確立していますが、日本では残念ながら公式なサービスになっていません。例えば、急病の発生時など電話が必要な場面は沢山あります。

このような情報格差の解決に取り組むNPO法人インフォメーションギャップバスターは、電話リレーサービスの現状と課題について、試行をしている段階の電話リレー事業者と識者などを招いて次のようなお話を聞く機会を設けました。

・電話リレーサービスとは
・電話リレーサービスの現状とは
・これからの電話リレーサービスに期待すること

みなさまのご参加を心からお待ちしております。

日時：2015年10月10日(土) 13:00-16:30
場所：渋谷区勤労福祉会館第一洋室
<<アクセス>>
タイムスケジュール(予定)：
13:00-13:30 受付
13:30-13:40 主旨説明・挨拶
13:40-14:00 識者によるミニ講演(高岡正さん)
14:00-14:20 電話リレーサービス事業者(1)によるミニ講演
14:20-14:40 電話リレーサービス事業者(2)によるミニ講演
14:40-15:00 休憩
15:00-15:20 電話リレーサービス事業者(3)によるミニ講演
15:20-15:40 使用者によるミニ講演(柳匡裕さん)
15:40-16:20 フリーディスカッション
16:20-16:30 挨拶
定員：50名
参加料：500円
サポート：手話通訳、読み取り通訳、PC通訳付きます。

※申込は下記のこくちーずからお願いします。定員超過の場合は申込者を優先させて頂きます。ご了承下さい。
◆こくちーず(参加申込サイト)

【パネラープロフィール】
◆本橋充成さん：総務省通信基盤局料金サービス課課長補佐

◆高岡正さん

電話リレーサービスを義務付けたADAの成立した1990年、電話リレーサービス検討会を初めて開催。「日本財団電話リレーサービスの普及と定着を目指した研究会」を電話リレーサービスの普及と定着を目指した研究会」委員（2013年）、「厚生労働省平成26年度障害者自立支援機器等開発促進事業・文字通訳付き電話（字幕電話）の開発と実証事件評価検討会」座長（2014年）
前全日本難聴者・中途失聴者団体連合会理事長、NPO法人CS障害者放送統一機構理事、現在、東京手話通訳等派遣センターセンター長。

◆柳匡裕さん

「ありがとうの種」代表でスープカフェ「−Social Café−Sign with Me」を経営。3つの大学で非常勤講師を務める等、社会起業家として幅広く活動。起業当時は聴者と1つの交渉に1〜2週間かかることもざら。それが電話リレーサービスとの出会いで5分から10分と劇的に短縮された時の衝撃は今でも忘れられない。聴者社会は改めて電話ありきの行動様式と痛感。聴者と互してビジネスするために電話リレーサービスは必要不可欠と啓発活動も同時に行っている。