Information Gap Buster 特定非営利活動法人

2019 医療通訳シンポジウム in 川崎 開催のお知らせ(11/17)


札幌、東京、鹿児島の講演者から、それぞれの病院での院内通訳体制の取り組みなどをお話しいただき、”手話通訳者設置病院の増やし方“を皆さまと共に検討し、また提言につなげます。

【日時】

2019年11月17日(日)10:15~17:00(受付開始:9:45から)

【会場】

川崎市国際交流センター(神奈川県川崎市中原区木月祗園町2番2号)

【交通機関】

東急東横線・東急目黒線「元住吉駅」下車徒歩10〜12分

【参加費】

会員2,500円 一般3,000円

※事前申込・支払制(返金不可)
※当日申込は席に余裕がある場合のみ、事前申込金額+500円の参加費でご参加いただけます。
※会員の範囲はNPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)とNPO法人川崎市ろう者協会(川ろう協)になり、一般社団法人神奈川県聴覚障害者連盟(神聴連)は対象外となります
※問い合せの前に以下URL先のFAQをご確認ください

【11/17開催】「2019 医療通訳シンポジウム in 川崎」に関するFAQ

【対象】

ろう者、手話通訳者など医療通訳に関心のある方(どなたでもご参加できます)

【定員】

250名

本イベントでは、以下の講師に、それぞれのテーマでお話しいただきます。

<講演(1)>

市立札幌病院の取り組み

-手話を医療の懸け橋に-

濱野亮子氏(聴者、手話通訳者)

<講演(2)>

鹿児島市立病院の取り組み

-院内手話通訳として-

山口龍子氏(聴者、手話通訳士、社会福祉士)

<講演(3)>

国立国際医療研究センター病院国際診療部の取り組み

-医療コーディネーターの活動から-

小山内泰代氏(聴者、看護師、助産師)

また、上記の講演を踏まえて、下記のテーマにてトークショーを開催いたします。

<トークショー>

テーマ:手話通訳者設置病院を増やすためには何が必要か?

司会:吉田将明氏(ろう者、薬剤師、NPO法人インフォメーションギャップバスター理事、NPO法人川崎市ろう者協会理事)

シンポジスト:濱野亮子氏、山口龍子氏、小山内泰代氏、大杉豊氏(ろう者、筑波技術大学教授)



【シンポジウム概要】

私たち特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター(以下、IGB)は、コミュニケーションバリアという社会問題の解決をはかる団体です。

さまざまな企画の中、医療通訳に関するイベントとして一昨年は「2017 医療通訳シンポジウム in東京」を、昨年は「2018医療通訳シンポジウムin川崎」を開催。いずれも満席で、参加された皆さまからも大好評をいただき、昨年は『目で聴くテレビ』でも取り上げられました。今年も同じ川崎の地で『2019医療通訳シンポジウム in 川崎』を開催いたします。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、外国人患者のために厚生労働省から医療通訳育成カリキュラム基準・テキストが公開されました。国際医療福祉大学や大阪大学などの大学院や教育機関で医療通訳養成コースが新たに設けられ、通訳技術のみならず、身体の仕組みや疾患についての診療科・分野別の基礎知識、社会保障制度や医療制度についても学ぶなど、専門的な取り組みが進んでいます。

では、聴覚障害者に必要不可欠な手話通訳についてはどうでしょう?

実は残念なことに、このような専門的な取り組みが手話通訳ではほとんど見られません

2016年の障害者差別解消法施行に伴い、医療、教育、司法などさまざまな専門分野で聴覚障害者が手話を使用する機会が増加しています。が、手話通訳者の養成カリキュラムや研修会などで医療分野を専門的に学習する機会は非常に少ないと言わざるを得ません。

外国語と同じように手話も言語の1つです。医療分野でも専門性を高めて手話通訳を担うことが望まれていますが、全国的に手話通訳者を設置している病院の数はまだまだ足りません。聴障・医ネット(聴覚障害者の医療に関心をもつ医療関係者のネットワーク)によると、手話通訳者が設置されている病院は、全国でわずか21箇所とのことです。

こうした状況の中、厚生労働省の平成30年度障害者総合福祉推進事業の1つとして、筑波技術大学が『専門分野における手話言語通訳者の育成カリキュラムを検討するためのニーズ調査事業』の委託を受けました。その結果、医療分野での手話通訳のさまざまなニーズが見えてきました。

設置通訳者の労働環境や身分保障、設置に関する国レベルでの支援はもちろんのこと、国レベルでの医療専門養成カリキュラムの作成が必要且つ急務であることもはっきりしました。というのも、調査対象となった手話通者設置病院の設置手話通訳者18人中、医療に関する資格を有して入職したのは2人のみ。他の16人は医学的な基礎知識など医療専門性がないまま入職していることが明らかとなったのです。

この結果を踏まえ、今回のシンポジウムでは、札幌、東京、鹿児島の講演者からそれぞれの病院での取り組みなどをお話しいただき、”手話通訳者設置病院の増やし方”を皆さまと共に検討し、また提言をしたいと思っております。



【参考資料】

・医療通訳に関する資料 一覧(厚生労働省):www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056944.html

・聴覚障害者の医療に関心をもつ医療関係者のネットワーク(聴障・医ネット、手話通訳者設置医療機関): http://deaf-med-net.news.coocan.jp/iryoukikann.html

・専門分野における手話言語通訳のニーズ調査研究成果報告書(筑波技術大学):https://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/news_2018/ntut_2019032901.html?fbclid=IwAR3ZsC7ODfScjBIaN7_CEh-lKoCaqpemZqfqDdRQe1c0Wvd_9xHRifNBEf4

・IGB Webサイト:www.infogapbuster.org/

・IGB定例会(2017年)「手話による医療通訳 ―病院内手話通訳活動報告および通訳事例検討会―」

案内文:www.infogapbuster.org/?p=1916

詳細版報告(スライド資料あり):www.infogapbuster.org/?p=2013

・IGB2018医療通訳シンポジウムin川崎

案内文:http://www.infogapbuster.org/?p=2264

詳細版報告(スライド資料あり):http://www.infogapbuster.org/?p=2878

【主催】

NPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)

【協賛】

NPO法人川崎市ろう者協会(川ろう協)

この記事のリンク | カテゴリ: お知らせ, 医療手話通訳

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