9/5 9月定例会のお知らせ(障害者にとって暮らしやすい情報社会とは)
【テーマ】障害者にとって暮らしやすい情報社会とは
〜当事者それぞれの立場から「情報アクセス」について語っていただきます〜
【日時】2015年9月5日(土) 13:00-17:00
【場所】渋谷区勤労福祉会館 第一洋室
【スケジュール(予定)】
13:00-13:15 受付
13:15-13:20 趣旨説明、パネラー紹介
13:20-16:00 情報社会における不便なことと提言について
16:10-16:35 フリートーク「障害者にとって暮らしやすい情報社会とは?」
〜会場からの質問も交えて〜
16:35-16:40 挨拶
【内容】
普段の生活の中で、健常者にはなかなか気づかないところに「情報バリア」があります。
「情報バリア」とは障害や障壁などなんらかの理由により、情報を必要とする人に届かない状態のことです。このため、誤解などでコミュニケーションがうまくいかなかったり、生活や仕事の面で色々な機会を損失したり、不便さを感じたりします。
これを解消するための考え方として、「情報アクセシビリティ」があります。「情報アクセシビリティ」は「誰でも情報にアクセスしやすい」環境を整えることが重要です。情報に対するアクセスを制度やサポーター・IT機器による支援などさまざまな面からから確立していくことが重要です。
当事者にそれぞれの立場から普段の生活でぶつかっている「情報バリア」について語っていただき、望ましいと思われる「情報アクセシビリティ」について提言していただきます。
3つの立場から同一テーマで対談することで新しいコラボレーションが生まれることを期待して、本企画を立てました。皆さんのご参加をお待ちしております。
【参加費用】会員500円 非会員1,000円(当日会員申込OK)
【補足】
※スケジュールは予定であり状況に応じて変更する場合が
※事前申し込み不要、当日参加OKです。障がいの有無に
【サポート】手話通訳、読み取り通訳、PC要約筆記通訳
【登壇者(当事者)】
・松森果林さん(聴覚障害者)
・芳賀優子さん(視覚障害者)
・綾屋紗月さん(発達障害者)
【登壇者紹介】
・松森果林さん
ユニバーサルデザインアドバイザー、内閣府障害者政策委員会 委員
小学4年で右耳を、高校生で左耳も失聴する。筑波技術短期大学デザイン学科在学中に、東京ディズニーランドのバリアフリー研究をしたことがきっかけで「ユニバーサルデザイン」が人生のテーマとなる。聞こえる世界、聞こえない世界両方を知る立場から、分かりやすい情報の伝え方、使いやすいモノづくりなどのアドバイスや講演、執筆、NHK「ワンポイント手話」MC等幅広く活動。著書に『音のない世界と音のある世界をつなぐ~ユニバーサルデザインで世界を変えたい!』(岩波書店)など多数。
・芳賀優子さん
1962年、福島県須賀川市に生まれる。生まれたときから弱視。視力:右→光を感じる程度、左→0.02。本や新聞を読むルーペは15倍を、黒板などの離れたところを見るのには10倍の単眼鏡を使っている。昼間のまぶしさに弱く、夕方や夜のほうが比較的よく見える。色覚異常あり、白黒テレビのような見え方。高校までは盲学校で学ぶ。1985年、拓殖大学外国語学部スペイン語学科卒業。同年4月、ヤマト運輸株式会社入社。2007年10月、同社退職。2009年4月〜2012年3月、NHKラジオ第二「聞いて、聞かせて」キャスターを務める。
・綾屋紗月さん
幼少時より外界とつながっている感覚が乏しく、「自分は何者なのか」という問いに苦しみ続ける。大学時代は関東聴覚障害学生懇談会にて共に活動しながら、音声で話すことに高いハードルを感じる自分の言葉として手話を習得する。2006年、アスペルガー症候群の存在を知り診断名を得る。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員。著書に『発達障害当事者研究』(医学書院)、『つながりの作法』(NHK出版)等。