Information Gap Buster 特定非営利活動法人

【ご報告】JICA課題別研修「障害者権利条約の実践のための障害者リーダー能力強化」

2024年10月18日、DPI日本会議が主催したJICA課題別研修「障害者権利条約の実践のための障害者リーダー能力強化」に、NPO法人インフォメーションギャップバスターの伊藤理事長が登壇しました。

 

開催概要:

日時:2024年10月18日

場所:JICA東京

主催:DPI日本会議

研修名:JICA課題別研修「障害者権利条約の実践のための障害者リーダー能力強化」

 

参加者:

エジプト、ヨルダン、南アフリカ、スリランカ、タジキスタン、東ティモール、ウクライナ、ウズベキスタン、ベトナムから10名の研修員と1名の介助者

参加者の多くは視覚障害者および車椅子使用者

 

講師:NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長 伊藤 芳浩

 

講演内容:

聴覚障害当事者として「情報バリアについて」をテーマとして講演

主な内容は以下の通り:

・日本における聴覚障害者に対する教育および福祉の現状

・聴覚障害者に関連する法規の概要

・情報バリア・コミュニケーションバリアの実態(ケーススタディを用いた説明)

講演する伊藤理事長

 

参加者からの反応

講演後の質疑応答では、参加者から活発な意見交換がなされました。主な意見として以下が挙げられました:

・自国のメディアにおける情報保障の向上の必要性

・聴覚障害者のセルフアドボカシー強化の重要性

・デフスポーツ振興の必要性

 

成果と今後の展望

本研修への参加を通じ、国際的な場で障害者の権利について議論し、各国の現状や課題を共有できたことは、IGBにとって非常に有意義でした。特に、情報保障の重要性が国境を越えて認識されていることが確認できました。今後も、このような国際的な場での講演や交流を通じて、障害者の権利、特に情報アクセシビリティの重要性を訴えていくとともに、グローバルなネットワークを構築し、相互学習の機会を増やしていきたいと考えています。IGBは引き続き、国内外での活動を通じて、すべての人が平等に情報にアクセスできる社会の実現に向けて尽力してまいります。

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