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Information Gap Buster 特定非営利活動法人

クラウドファンディング ”透明マスク活用大作戦!”のご応援・ご支援の御礼*現状報告


 

拝啓 錦秋の候、みなさまにおかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

NPO法人インフォメーションギャップバスターにバックアップをいただいている”透明マスク活用大作戦!” 立案者・川端より御礼とご報告をさせていただきます。

今年は、特に秋の季節を感じる間もなく、気づいたら秋が過ぎて行ってしまったように思います。そんななかで、先日、公園を歩くと、銀杏の微かな香りがしたので、小さな秋を見つけたようでうれしくなりました。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋・・・いろいろな秋があると思いますが、今年の秋をどのように楽しまれたでしょうか。

 

◆みなさまの心温まるご支援、ご応援のおかげさまで200万円を超える支援金が集まりました!みなさまに心より感謝申し上げます。

 

この度は、透明マスク活用大作戦!への心温まるご支援、そして、多大なるご応援を賜り、心より感謝申し上げます。みなさまの温かいご支援があり、私たちは、今を、そして、未来に向かって新たに一歩を踏み出すことができるのです。

 

私が通学している大学では、9月末に授業が始まり、自身は、対面授業とオンライン授業併用で授業を受講しております。最近は、インターネットトラブルに見舞われたりと災難が続いておりますが、それでも周りに助けられながら、順調に勉学に励んでおります。

コロナ禍になってから、大学生活の場でもあらゆることが ” はじめて ”の環境下で、新鮮な毎日です。何事もまずはやってみよう!ダメだったらその時!の精神で取り組んでいます。まさにトライアンドエラーの繰り返しですね。その過程でミスすることも多いのですが、その都度、皆さんと知恵を出し合って解決を図ったり、「大丈夫さ!」という言葉に励まされてます。

まだまだコロナも落ち着かないご時世なので、大変なことも多いと想定していますが、力を合わせて、そして、”楽しむ気持ち” を忘れずに、引き続き頑張っていきたいと思います。

 

 

◆みなさまからいただいた支援金から透明マスク ”ルカミィ” を購入して、お届けしています!!

 

 

現在、インフォメーションギャップバスターの皆さまにご協力を賜り、透明マスク配布を行っています。

クラウドファンディングの募集期間を終えた後、皆さまよりいただいた支援金から透明マスクを調達しました。左の図の赤く塗りつぶされているところは、お届けしている場所を意味しています。北は北海道から、南は沖縄まで、全部で18都道府県に在住している学生に合計1.050枚配布手配が完了しました。

今後は、希望いただいたなかで、まだ手配できていないところへの順次配布を行っていくと同時に、配布先の学生にアンケートを配布して、透明マスクの効果について検証したいと考えております。

 

先日、お届けした学生から届いた声を一部ご紹介します。透明マスクを周囲に着用いただくことで、コミュニケーションが円滑に進んでいる、そして、学びが深まっているというメッセージが届いております。改めて、皆さまの温かいご支援に感謝申し上げます。

 

< お礼 : 透明マスクをまわりに着用してもらって嬉しかったこと   >

透明マスクを送ってくださりありがとうございました。私は、話してくれる人に対してとても気を遣っていましたが、マスクをつけてもらうことで、話してくれている人のことが大体一回で通じたり、表情が読み取れてお互いに気持ちよく過ごすことができたりしています。今コロナ禍で、多くの人が大変な思いをしていますが、聴覚が弱いことで、今までより自信がなくなったりコミュニケーションが消極的になってしまっていました。その壁をマスク一つで、解消に近い形までになったのでよかったなと思います。みんなが、透明マスクになればもっといいなと思います(^^)

 

<  お礼 : 透明マスクを着用いただくことで、安心したコミュニケーションがとれて嬉しかったです >

透明マスクをご提供いただき、ありがとうございました。マスクをしていると、口の形や表情が見えなくて、相手の話している内容がうまく聞き取れない場面もあります。本当はもっと相手と話したいけれど、円滑なコミュニケーションが難しいから・・と遠慮してしまうことも多くありました。マウスシールドと比べ感染対策が施されている透明マスクを着用いただくことで、相手にも説明ができ、安心して着用してもらえます。そして、相手の顔を見ながら話すことができることで、お互いより楽しい学びの時間を過ごすことができています。透明マスクをいただき、感謝しています。

 

◆リターン動画、そして、講演会の準備を進めています!

 

透明マスク配布手配と同時に、12月末にお届け予定のリターンを準備しています。今回のリターン提供にも、多くの方々が関わってくださっています。リターン動画では、各テーマについて、そのテーマで活躍されている方に出演のご協力をいただき、お話していただいております。

現時点で複数の動画が届いておりますが、同じテーマでも、1人ひとり違う色でお話ししてくださっています。グラデーションですね。私自身も、彼らからたくさんの気づきや刺激をもらっています。リターン動画を通じて、画面上ではありますが、出演者のみなさんとの出会いから新しい気づきが得られたり、あるいは、何かを始めるきっかけとなったら、嬉しく思います。

 

また、12月に実施する講演会についても、詳細を詰めている最中です。現時点で具体的な情報は公開できないのですが、ゲストをお招きして、テーマについて参加者の皆さまにお話ししていただく予定です。今後、SNSを通じて発信してゆきますので、興味をお持ちの方は、Twitterを是非フォローしていただければ幸いです。

Twitter:https://twitter.com/river__sunny

学業をそつなくこなすことはもちろんですが、透明マスクを必要としている学生にお届けするほか、みなさまにリターンをお届けできるよう、最後の最後まで努めてまいります。

学業があるのでなかなか頻繁に記事掲載ができなくて申し訳なく思っていますが、今後、リターンの進捗やリターン提供の報告を記事を通じて皆さまにお伝えしてゆきたいと考えています。

 

◆最近の透明マスクに関する話題について

 

10月上旬に発生した青森、そして、東京と埼玉で最大震度5を観測した地震は記憶に新しく、覚えている方も多いことと思います。

10月6日(水)、地震について、気象庁の担当者が「透明マスク」を着用して、記者会見が行われました。記者会見の様子を実際にテレビで視聴された方もいらっしゃるかと思います。

この記者会見について、藤島 新也記者がTwitterでツイートした内容が、1.1万件のリツイート、そして、5.1万件のいいねがつくという大きな反響を呼びました。

私の周囲にも、この記者会見やTwitterのツイートを通じて、透明マスクを知った方もいたそうです。中には、「透明マスクって面白いマスクだね」「口が見えることって大事なんだね」と伝えてくれた方もいました。

 

※写真引用元:伊藤 大介. “きっかけは社長から全社員への誕生日メール 気象庁会見で注目、予約即完売「口元が見えるマスク」開発の舞台裏” . YAHHO!JAPAN ニュース .2021-10-31, https://news.yahoo.co.jp/articles/4b00c9d2425341ec8538cec0cff66ba86795b912

 

▼藤島 新也記者 のTwitter投稿(※紹介の承諾をいただいております)

2021年10月8日(金)

https://twitter.com/shinyahoya/status/1446142556874493954?s=21

 

また、気象庁で透明マスクが使用されたことを受けて、10月13日(水)に、透明マスクを使用した背景などの詳細について、記事になっています。

▼YAHHO!JAPAN ニュース 記事 ※1

2021年10月13日

きっかけは社長から全社員への誕生日メール 気象庁会見で注目、予約即完売「口元が見えるマスク」開発の舞台裏

 

 

◆気象庁での透明マスク導入の取り組みと当プロジェクトの取り組みがNHKのNEWS WEBにて取り上げてくださいました!

 

気象庁で透明マスクが導入されたことと併せて、NHK社のNEWS WEBにて本プロジェクトの活動を取り上げていただきました。お時間のある時、または、ご興味を持ってくださった方は、是非ともご一読くださると嬉しく思います。

 

▼NHK NEWS WEB 

2021年10月23日(土)

透明なマスク 気象庁の記者会見 着用の理由を探ってみると…

記事を通じて、コロナ対策で制約があるなかで、誰に対しても平等に情報を伝えるためにはどうしたらいいだろうかということを熟慮して、色々な工夫をしてくださっていることを知りました。多様な意見に傾聴して、実際に取り入れて、大事な情報を伝えるためにはどうしたらいいのかということを検討されています。プロ意識が高く、そして、1人でも情報から取り残されないようにどうしたらいいのだろうかということを常に検討して、臨機応変に対応されていることに敬意を示します。

 

◆最後に、私から皆さまにお伝えしたいことーーーー

 

自分の困りごとを周囲とシェアしたことから始まったこの透明マスクプロジェクト。今回は、コロナ禍で、相手の顔が見えなくなり、コミュニケーションが取れず、人と関わることに消極的になってしまい、授業に取り残されてしまうこと、そして、教員や周囲の学生との関係構築が難しいという問題を少しでも解決したいと思ったのです。

もちろん、私たちが抱えるコミュニケーションの問題というのは、マスクだけによって生じるものではありません。コロナ以前も、コミュニケーションの場面で困ることはありました。マスク社会に変容して、目で見える情報が少なくなってしまったことから、従来からあったコミュニケーションの問題が深くなり、顕在化したにすぎないのです。

”透明マスク”というツールを通じて、きこえにくい人・きこえない人といっても、多様なコミュニケーション方法があるということ、そして、いろいろな場で活躍しているきこえにくい・きこえない人がいるということを知っていただきたい!と思いました。そこで、クラウドファンディングを通じて、社会に発信して、認知を広げるとともに、透明マスクを購入するための寄付を募りました。

まずは知ってもらうことで、きこえにくい・きこえない人ときこえる人との見えない壁が少しでも低くなることを願っています。どちらかが努力するということではなく、お互いが歩み寄り、笑いあえるようになると、とても嬉しいですね。

私が通学している大学という小さな場でも、知らないだけで、障害のある学生、留学生、LGBTQである学生、いわゆるマイノリティの学生がいるということを知ることができる機会を増やしてほしいと願います。私自身も、知らないことがたくさんあるので、これから少しずつ様々な世界を知りたいと思っています。

いつか、お互いのバックグラウンドを忘れるくらいに、ありのままの1人ひとりの違いを楽しめるような場面が少しでも増えてゆくことを心から願います。

最後に、透明マスク活用大作戦!というプロジェクトを通じて、皆さまと出会う機会をいただけたことに心から感謝申し上げます。直接、みなさまおひとりおひとりに感謝をお伝えしたいのですが、なかなか難しく、もどかしい気持ちです。記事を通じてのお礼となりますことをどうかお許しください。

いろいろなことが落ち着いたら、きこえにくい・きこえない人と関われる交流イベントなどを企画できたらいいなと思っています。また、ひとつ新しい目標ができました。

これからも、NPO法人インフォメーションギャップバスターのみなさまと活動を続けてまいりますので、是非ともご応援よろしくお願いいたします。

この夏の一大プロジェクト:透明マスク活用大作戦!をご応援、そして、ご支援をいただき、誠にありがとうございました!!!

日一日と寒さが募っていますので、ご自愛のほどをお祈りいたします。

 

 

 

透明マスク活用大作戦 立案者 |川端 彩加

 

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※1(引用元)伊藤 大介. “きっかけは社長から全社員への誕生日メール 気象庁会見で注目、予約即完売「口元が見えるマスク」開発の舞台裏” . YAHHO!JAPAN ニュース .2021-10-31, https://news.yahoo.co.jp/articles/4b00c9d2425341ec8538cec0cff66ba86795b912

 

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