【ご報告】各党に大阪・関西万博開会式テレビ中継における手話通訳等の表示に関する要望書を提出
2025年4月28日(月)にNPO法人インフォメーションギャップバスター(以降、IGB)および手話推進議員連盟は各党の国会議員11名と面会し、下記の要望をお伝えしました。
- 国民的重要行事における手話通訳の不可欠性: 大阪・関西万博の開会式・閉会式のような国民的行事のテレビ放送においては、全ての人々が等しく情報にアクセスできるよう、手話通訳者をテレビ画面上に表示する措置を講じるよう、NHKおよび民間放送各局に働きかけを強く要望します。
- 情報アクセスの権利としての合理的配慮: テレビ中継における手話通訳の提供は、単なるサービスではなく、情報アクセスの権利を保障するための合理的配慮であり、国際条約および国内法に求められる措置であることを改めて認識し、その実現に向けた具体的な対応を求めます。
- 共生社会実現に向けた象徴: 大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」と、誰一人取り残さないインクルーシブな社会の実現を体現するため、国民的行事の放送における手話通訳の明示は、我が国が目指す「共生社会」の実現に向けた重要な取り組みであることを強く訴えます。
今後、国会にて建設的な議論がなされることを期待しています。IGBおよび手話推進議員連盟は引き続き、各所と連携し、本問題の解決につとめてまいります。ご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

右から、永野手話議連代表世話人、高橋 豊島区議、竹谷参議、伊藤 IGB理事長、長谷川 豊島区聴協会会長

右から、伊藤孝恵 参議員秘書、伊藤 IGB理事長、長谷川 豊島区聴障者協会会長、永野 手話議連代表世話人、福田 栃木県さくら市議、岩佐 千代田区議、田中 富士見市議、 三次江東区、石川氏、長谷川氏
今回の要望の様子は毎日新聞にも取り上げられました。
▼ 万博開会式のテレビ中継で手話通訳なし 当事者団体が表示要望
【IGB 参加者】
- 伊藤 芳浩 理事長
- 石川 寛和
- 長谷川 恵美理
【手話推進議員連盟 参加者】
- 永野 裕子 代表世話人(元豊島区議会議員)
- 福田 克之(栃木県さくら市議会議員)
- 田中 たかし(富士見市議会議員)
- 岩佐 りょう子(千代田区議会議員)
- 三次 ゆりか(江東区議会議員)
【豊島区聴覚障害者協会 参加者】
- 長谷川 則之 会長
要望書をお渡しした先は下記の通り。(訪問順)*印は秘書に書面手交。
- 伊藤 孝恵 参議員議員(国民民主党)*
- 竹谷 とし子 参議院議員(公明党)高橋 かよこ(豊島区議会議員)
- 今井えりこ 参議院議員(自民党)*
- 自見はなこ 参議院議員(自民党)*
- 山田 太郎 参議院議員(自民党)*
- 高木 かおり参議院議員 (日本維新の会)*
- 塩村 あやか 参議院議員(立憲民主党)
- 礒﨑 哲史 参議院議員(国民民主党)*
- 海江田 万里 衆議院議員(立憲民主党)*
- 円 より子 衆議院議員(国民民主党)
- 大椿 ゆうこ 参議院議員(社会民主党)*