【ご報告】ろう児向け電話リレーサービス講演会@手話でいきる子どものあ〜とん塾様(2021/11/03・12/11)
11月3日(水)、手話でいきる子どものあ〜とん塾様よりご依頼いただき、電話リレーサービス普及プロジェクト担当理事の山口が小学部の子どもたちに向けてお話させていただきました。
あ〜とん塾は、東京都豊島区にあるろう児の児童発達支援・放課後等デイサービスです(運営:一般社団法人ありがとうの種)
音や声を用いない手話だけのコミュニティで、職員も子どもたちもみんな「手話者」です。今回、当団体のコミュニケーションディレクターの石川の勤務先であるご縁と、これからのIT社会をいきるろうの子どもたちにも電話リレーサービスのことを知っていただきたいとご依頼いただきました。
山口より電話リレーサービスについて概要や使い方などをお伝えした後、あ〜とん塾の子どもたちが実際に電話リレーサービスを使った模擬体験をしました。あ〜とん塾の職員の皆さまにご協力いただき、職員がオペレーターやお寿司屋さんや病院のスタッフを演じ、有意義な体験ができました。
IT技術が普及し、便利な時代を生きるろうの子どもたちがこれからあらゆるサービスやツールを駆使し、社会で活躍していくのが楽しみです。IGBとしても、ろう・難聴の子どもたちの成長につながるお手伝いができたことを嬉しく思います。
【山口よりコメント】
子どもたちがとても可愛くて、PCやipadの扱いにも慣れてて、電話リレーサービスの模擬体験も上手でびっくりすると同時に将来がとても楽しみだなと思いました。小学生の頃からしっかりとコミュニケーションが取れてきちんと意思表示ができる環境は大切だなと改めて思いました。
【12月11日追記】
2021年12月11日(土)第2回電話リレーサービス講演会を行いました。
この日は、6名のお子さまに参加いただき、電話リレーサービスのデモ体験(病院やお寿司屋さん等への問い合わせ)を行いました。あ〜とん塾の職員さんには「オペレーターの通訳役」と「手話を知らない相手の聴者役」を担当していただき、アドリブも含めながら本物さながらのロールプレイを実施しました。
山口からは「デモ体験は素晴らしい時間でした。きっと、実際に電話リレーサービスを使うことになっても問題なく使いこなせるじゃないかな」というコメントをいただきました。
石川も今後、ろう学校の自立活動で電話リレーサービスを伝えていく等、ろう教育分野にも力を入れて活動していきたいと思いました。
あ~とん塾様、ありがとうございました。
IGBでは、引き続き全国各地への電話リレーサービス講演会のお申し込みをお待ちしております。
https://infogapbuster.smktg.jp/public/application/add/37
文責:NPO法人インフォメーションギャップバスター コミュニケーションディレクター 石川さと