当事者に関する用語表記方針
基本姿勢
NPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)は、すべての人の立場を尊重し、できるだけわかりやすく、多くの人が共有しやすい表現を目指します。同時に、障害を社会的障壁によって構築されるものと捉える社会モデルの立場に基づいた用語選択を行います。
1. 障害表記について
IGBの方針
「障害」表記を使用します。
考え方
- 「障がい」表記は、人に対して「害」の字を使用することが不適切であるという考え方に基づいています。しかし、この考え方は、障害の原因を個人の心身の機能に求める医学モデル(個人モデル)の発想です
- IGBは、障害を社会的障壁によって構築されるものと捉える社会モデルの立場をとります
※医学モデル(個人モデル):障害の原因を個人の心身の機能障害に求め、個人の治療やリハビリで解決しようとする考え方
※社会モデル:障害を個人の機能障害ではなく、社会の側にある障壁(バリア)によって生じるものと捉える考え方。社会の障壁を取り除くことで障害は解消されるとする
2. 聴覚障害に関する用語
IGBの方針
基本的には「きこえない人」「きこえる人」「きこえにくい人」を使用します。
考え方
- 「聞く」という漢字には「耳」が含まれており、身体機能に焦点を当てる医学モデル的な発想があります
- ひらがな表記にすることで、身体機能ではなく、情報やコミュニケーションへのアクセスの状態を表現します
- また、個人のアイデンティティは多様であり、「聴覚障害者」「ろう者」「難聴者」「聴者」「健聴者」など、それぞれが選ぶ呼称を尊重します
- 文脈や対象に応じて、より適切な表現を使い分ける場合があります
3. 手話に関する用語
IGBの方針
基本的には「手話」を使用します。
考え方
- 一般的に広く使われ、多くの人に理解されやすい表現を採用します
- 手話は、独自の文法体系を持つ視覚言語です
- 「日本手話」「日本語対応手話」「手指日本語」等、様々な用語と議論が存在し、文脈に応じてこれらを使い分ける場合があります
- IGBが関わる著作物等で「手話言語」という表現を使用する場合もありますが、これは発行主体の意向を尊重した判断です
4. メディアの方針との関係
各メディアの表記方針は尊重します。IGBとしての発信においては上記の方針を基本としますが、他媒体への寄稿等では、その媒体のルールに従います。
補足
この方針は現段階におけるIGBの見解です。今後、議論の深まりとともに、見直しを行う可能性があります。
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター
最終更新:2026年02月15日


















