【ご報告】障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟総会出席~「手話に関する施策の推進に関する法律(案)」説明会~
2024年12月10日(火)に「障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟」の総会が参議院議員会館で開催され、衛藤晟一会長からのご挨拶の後、議員立法「手話に関する施策の推進に関する法律(案)」の説明が議連事務局長の今井絵理子議員より説明が行われました。
今回の法律案では、特に手話を必要とする子どもへの支援や災害時における手話を活用した情報提供に焦点を当て、以下の変更点が報告されました。
- 心身の発達に応じた柔軟な対応を盛り込む条文の学校教育法等に合わせた表現の調整
- 災害時の情報提供について、災害対策基本法で使用される用語に合わせた表現の調整
この内容に基づき、議員連盟として各党や会派での議論を進めることが求められました。総会では、各党で議論を深めた上で、通常国会での法案提出に向けて取り組みを進める方針が確認されました。
参加者からの意見
参加者からは法律案に対する感謝と期待の声が寄せられ、多くの賛成意見が出されました。
手続きの確認
法律案を通常国会で提出し、成立を目指すための具体的な手続きについても説明が行われ、以下の内容が確認されました。
- 各党の責任者を通じた法案の党内議論の推進
- 法案提出に向けたスケジュールの整備
今後の予定
- 各党の責任者が法律案を持ち帰り、党内での議論を進める。
- 通常国会での法案提出に向けた手続きを進める。
- 文部科学省および厚生労働省と連携し、教育要請企画室や障害者雇用対策課との調整を行う。
今回の総会は、障害者の情報コミュニケーション環境の改善に向けた重要な一歩となりました。今後の動向にも注目が集まります。
出席
議員:衛藤晟一参議院議員(会長・自民)伊藤孝恵参議院議員(副会長、事務局長代理(兼務)・国民)、吉良よし子参議院議員(副会長・共産)、山本博司参議院議員(幹事長・公明)、滝波宏文参議院議員(幹事長補佐・自民)、今井絵理子参議院議員(事務局長・自民)、笹川博義衆議院議員(自民)、石田昌宏参議院議員(自民)、川田龍平参議院議員(立憲)、城井崇衆議院議員(立憲)、熊谷裕人参議院議員(立憲)、高木かおり参議院議員(維新)、東徹衆議院議員(維新)、大門実紀史参議院議員(共産)(政党所属議員数順)
関係団体:全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会、全国盲ろう者協会、日本手話通訳士協会、手話を広める知事の会、筑波技術大学、群馬大学、都民総合法律事務所 弁護士 田門 浩、インフォメーションギャップバスター
政府関係:内閣府(障害者施策担当、防災担当)、こども家庭庁、総務省、外務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、参議院法制局