15年目のご挨拶
本日、2025年8月9日、NPO法人インフォメーションギャップバスターは、特定非営利活動法人として設立認証を受けてから15年目という新たな節目を迎えました。これもひとえに、設立当初から志を共にし、今日まで活動を支え続けてくださった全ての皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
私たちの歩みは、2010年に新橋で有志が集まった小さな一歩から始まりました。当初は労働分野に特化した活動でしたが、会員の皆様の声に真摯に耳を傾ける中で、活動の輪は生活、教育、医療、防災と、多岐にわたる分野へと広がっていきました。
この15年間で最も象徴的な成果は、長年の署名活動と国への働きかけを経て、電話リレーサービスを公的サービスへと法制化させたことです。これは、当事者の声が社会システムを動かす力を持つことを証明した、私たちにとっての大きな誇りです。また、コロナ禍では、マスクによって表情や口形が読み取れず、コミュニケーションが困難になるという課題が顕在化しました。これに対し、私たちは透明マスクの配布事業など、喫緊の課題解決にも取り組みました。
私たちの挑戦は、これからも続きます。様々な方が直面するコミュニケーション課題の最前線に立ち続け、設立当初からの理念である「一人ひとりの価値を最大に発揮できる調和した社会」の実現を目指します。
次の1年も、そしてその先も、この社会をより良いものにするため、皆様と共に新たな一歩を踏み出していきたいと願っています。今後とも、変わらぬご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
NPO法人インフォメーションギャップバスター理事一同